令和3年度福島県言語聴覚士会講演会 開催報告

令和4年2月27日日曜日11:00~、令和3年度福島県言語聴覚士会講演会を開催しました。当会の顧問であり、日本言語聴覚士協会副会長の長谷川賢一先生の東北文化学園大学御退官を記念して、長谷川先生より「臨床と養成教育の経験から思うこと~臨床、研究、職能への取り組みを振り返る」をテーマに、オンラインによりご講演いただきました。福島県内外より95名と多くのご参加をいただき、盛会裏に終了いたしました。

講演会では先生の生い立ちから、1970年代に言語聴覚士が国家資格となる以前の臨床や学会発表、国家資格化に向けた協会活動、養成教育と多岐にわたる内容で、先生の50年の経験は1時間半では足りず、参加された皆様もまだまだお聞きしたかったかと思います。

講演の最後に、先生が私たちに託したメッセージは、

「主体的な姿勢(自分を変えられるのは自分)」

「患者さんから学ぶ(臨床から多くのことを学ぶことができる)」

「日々の臨床の中に明日の言語聴覚療法がある」

「失敗を恐れない(失敗は学習のチャンス)」

「事前の確認(目的、方法、効果)が重要」

「成長的思考(確かな学びに向けて失敗を活かす)」

明日からの私たちの取り組みは、必ず誰かにつながります。先生から受け取った思いをしっかりと次へつなげることができるよう、メッセージを胸に日々の臨床に取り組んでいきたいと思います。

長谷川先生、ありがとうございました。そして、これからも福島県言語聴覚士会をよろしくお願いいたします。