[活動報告]福島県言語聴覚士会 県民講演会

平成29年12月3日、郡山市中央公民館多目的ホールにて“「みんなで創る地域包括ケアしシステム」~言語聴覚士と共に考える~”をテーマに福島県言語聴覚士会学術講演会・県民講演会が開催されました。

講演1 「郡山市の地域包括ケアシステム推進体制」について郡山市保健福祉部地域包括ケア推進課課長 安藤博様

講演2 「『退院調整ルール』策定を通じて地域包括ケアシステムを考える」について郡山市保健所所長 阿部孝一様

講演3 「若さを保ついきいきコミュニケーションと元気なのみこみ」について福島県言語聴覚士会 志和智美 副会長

安藤様からは、郡山市における地域包括ケアを中心に取り組みを紹介して頂きました。結びでは2025年度問題において、専門職、言語聴覚士に求められる事として、①聴覚の評価や補聴器の助言や指導、②失語症やコミュニケーションに困難を抱える方が地域活動へ参加できるような助言や指導、③地域で生活を送る方のよりよいコミュニケーション環境づくりの提案など地域貢献への期待が寄せられました。

阿部様からは地域包括ケアの歴史を紐解きながら現在に至るまでの流れを、また県中圏域における退院調整ルール策定までの取り組みについて講演頂きました。

志和副会長からは、話す、飲み込む視点から元気な生活やコミュニケーションのコツを教えて頂きました。

地域の中で私達、言語聴覚士が存分に持てるスキルを発揮できるよう、各市町村における地域包括ケアへの取り組みを各自が学び、求められているニーズを把握する事は大切であります。今回ご参加できなかった会員の皆様も、次の機会に参加して頂ければと思います。

                                                広報部 櫻井 亘