「明日から取り組める吃音支援」 午前の部 詳細
吃音のあるお子さんに対するアプローチの中には、流暢性形成法や吃音緩和法など古くから行われているものの他に、
リッカム・プログラム、DCMなどエビデンスの高いものも近年行われてきています。
しかし、どれも「実際どのようにやるかわからない」「学べる場所がない」「上手くできるか不安」などの理由から
取り組みやすいものとは言えず、同時に吃音の臨床そのものに対して苦手意識を抱きやすい要因であると思われます。
しかし、上記のアプローチ以外にも、吃音のあるお子さん、そのご家族に対してできることがあります。
それは「吃音の正しい理解の啓発」です。これを専門職が行うことで、目の前にいる吃音のあるお子さんの悩みの軽減だけではなく、
症状の改善にも繋がると考えております。
また、発話練習などのアプローチ以上に専門職が取り組む必要のある、重要な支援だと思っております。
なぜ、「吃音の正しい理解の啓発」が症状の改善にもつながるのか、なぜ吃音臨床において重要なのか、講演の中でご説明いたします。
また、「明日から始めよう」と思っていただけるように、できる限り具体的にご紹介させていただきます。
是非ご参加ください
福島県立医科大学 森弥生
福島市立福島第四小学校 生江英一
太田西ノ内病院 黒澤大樹
※午後は当事者の方のつどいとなっております.
当事者の方以外でも,ご興味のある先生方は午後の参加も可能です.