会員全員の安否および被害状況の確認について

福島県言語聴覚士会
会員の皆様
おはようございます。昨日の雨の状況、皆様ご無事でしょうか?
先日の台風被害に引き続き、また河川の氾濫・増水による避難指示や土砂災害への警戒の情報があり、とくにいわき市や南相馬市、浜通りの皆様には不安な落ち着かない時間をお過ごしであったと思いますし、あらたな被害がないかと心配しております。
このあとも、大雨後に予想される災害には十分気を付けてお過ごしいただきたいと思います。
今回の大雨を受けて、あらためて、会員全員の安否および被害状況の確認をさせていただきたいと思います。
支部の緊急連絡の発動をよろしくお願いいたします。
令和元年10月26日
福島県言語聴覚士会
会長 阿久津由紀子

会員の皆様へ

福島県言語聴覚士会
会員の皆様
このたびの台風19号の被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様ご存知の通り、県内は阿武隈川流域をはじめ広範囲な被害が多数出ております。
また当県のみならず全国的に甚大な被害となっており、会員の皆様も心を痛めておいでのことと思います。県士会といたしましては、10月13日(日)より、各支部緊急連絡網を通じて皆様の安否と被害状況の確認を開始し、18日(金)の時点で、すべての会員の皆様のご無事と被害状況を確認することができました。
ご協力に感謝申し上げますとともに、自宅浸水や車両浸水、職場の断水・浸水など影響があった会員の方が少なからずおられたことをご報告させていただきます。
県士会として可能な支援を検討してまいります。
ようやく断水の解消、交通網の復旧、授業や診療の再開など明るいきざしも見えてきておりますが、現在でも13市町村52か所の避難所に1600人あまりの避難者があり、寒い季節に向かうにあたり被災地の皆様の体調管理が心配されるところです。
県士会では、20日(日)より、志和副会長を中心にJRATの一員として避難所訪問等の対応・支援を開始いたしました。
当会会員のべ4名が避難所訪問のメンバーとして、支援を行っております。
JRATの活動の現状についてはさまざま情報共有しながら、今後の方向性についても検討している最中ですので、詳細については随時皆様にお知らせしてまいります。会員の皆様には、必要時協力をお願いする場合があるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
また、被害の影響を考慮して、リハ関係も多くのイベントが中止となっております。
お知らせいたしましたように、今月予定されていた県の地域リハ大会、地域包括ケア関係のPTOTST合同研修会が中止(延期も検討中)、それから、今年度から開始した失語症者向け意思疎通支援者養成講習会の実習を兼ねた福島県失語症者のつどい(いわき)も3月に延期となっております。
諸事業については、県担当者と相談・調整のうえ、対応を検討させていただいておりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
いろいろと大変ではありますが、1日も早く災害の傷跡が癒え元気な生活が取り戻せるよう、会員一同、復旧に向けて力を合わせてまいりましょう。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 令和元年10月25日
 福島県言語聴覚士会
  会長 阿久津由紀子
  災害対策本部 上遠野正幸

 

「認知リハあらたLite」配布について

この度「認知リハビリテーションアプリ開発チーム(川崎医療福祉大学:研究代表者 種村純)は,高次脳機能障害者の在宅リハビリテーション向けアプリを開発し,実証実験を重ねて参りました.
既に,実証実験結果は,高次脳機能障害学会,日本言語聴覚学会等で報告させて頂き,一人でも多くの方にご利用頂くため,試験的に無料版「認知リハあらたLite」を配布することとなりました.
この機会に是非,一人でも多くの方の社会復帰,在宅リハビリテーションの充実に向け,ダウンロードの上,入院患者様,施設ご利用者様でご利用頂けますと幸いでございます.

検索方法
インターネット検索で「インサイト 認知リハ ダウンロード」とご入力下さい.

 認知リハあらた ご案内がこちらから

[活動報告]平成30年度スキルアップセミナー・専門研修分科会

平成31年3月17日(日)に総合南東北病院NABEホールにて『平成30年度スキルアップセミナー運動障害性構音障害』が開催されました。

今年は、当会の顧問でもあります東北文化学園大学の長谷川賢一先生から、「運動障害性構音障害(dysarthria)」について講演を頂きました。

講演では、形式的なリハへの警鐘、検査のための検査や訓練のための訓練に陥っていないかなど、参加された会員それぞれの日頃の臨床における振り返りの場となったようでした。

結びで長谷川先生が述べられていたとおり、言語聴覚士としてのスキルアップには症例経験を通して何を、どれだけ多く学ぶかが重要です。会員各位の臨床がより質の高いものへと結びつけるためにも、このスキルアップセミナーで学んだことを活かして頂ければ幸いです。

 

同日の午後には、昨年に引き続き専門研修分科会を開催しました

今年も小児領域、摂食嚥下領域、失語高次脳機能領域3領域の分科会に多数の会員が参加し、講義や症例検討が行われました。

アンケートでも、「グループワークが良かった」、「さらに勉強をしていきたい」など、多くの意見を頂きました。来年度も皆さまから頂いたご意見を活かせるよう、研修会を開催していきます。

午前のスキルアップセミナー、午後の分科会と当日参加された会員各位にとって非常に充実した一日となったのではないでしょうか―知識を整理し振り返る場、新しい知見に触れる場、職場を超えて意見を交換する場―県士会のイベントは言語聴覚士としての質の向上、自身を磨き上げる貴重な場になります。県士会では次年度も様々な会を開催してまいります。多くの会員に参加頂けるように企画してまいりますので、奮ってご参加下さい。

最後に当日参加された皆様、講師を担当して頂きました先生方、そして会の準備をして頂きました諸先生方へ改めて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

広報部 櫻井 亘