〈活動報告〉認知症市民フォーラム/スキルアップセミナー嚥下

10月1日日曜日に総合南東北病院北棟NABEホールにて、

認知症市民フォーラム~9月1日は言語聴覚の日~を開催いたしました。

当日は150名の方にお越し頂きまして大盛況のうちに終える事ができました。

福島県立医科大学会津医療センター 精神医学講座 教授 川勝忍先生

「もっと知ろう認知症~いろんな認知症のお話~」をテーマにご講演をして頂きました。

郡山の品川萬里市長からもご挨拶を頂戴いたしました。

併せて郡山北警察署の安齋係長から改正道路交通法のポイントと実技講習について、郡山市地域ケア推進課の伊藤課長補佐から郡山市の認知症施策についてもお話を頂きました。


同じく10月1日午前中には福島県言語聴覚士会主催にて平成29年度スキルアップセミナー嚥下を行いました。セミナーには県外からの言語聴覚士の参加も含め113名にご参加頂きました。

かしま病院の板東竜矢先生からは、摂食嚥下についての基礎から応用まで幅広く教えて頂きました。

当日はご講演をしていただきました先生方、このような会を準備していただきました先生方、そしてお忙しい中ご参加頂きました皆様に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

6/17・18いわき視察ツアー報告

平成29年6月17日、18日の2日間、福島県言語聴覚士会の言語聴覚士11名で、いわきから富岡まで視察を行いました。

1日目はスタディツアーに参加

テーマは、常磐炭礦の歴史と江戸時代に石炭積荷港小名浜港。エネルギーの今昔を知る

みろく沢石炭資料館                     国宝 白水阿弥陀堂

照島太陽光発電(再生可能エネルギー)  浮体式洋上風力発電実証研究事業

いわきららミュウ内 震災写真展 ~避難所の様子~

薄磯海岸 語り部による体験口話

ことの木リハビリステーション              懇親会

2日目は、かしま病院で3.11当事の様子を共有、その後いわき市中央台、沿岸部、四倉、富岡港、富岡駅、二つ沼運動公園、道の駅四倉で解散式

かしま病院にて 板東理事、吉田理事、大平監事より3.11当時の様子を報告

仮設住宅(木造) 想定した耐用年数を越え、外壁は6年という時間の経過を物語る

富岡駅 常磐線は現在も前駅の竜田駅まで     フレコンバッグの山

帰宅困難区域のバリケード

今回の視察は大きく2つのテーマがありました。

一つは、過去から現在に至るまでのエネルギーの歴史を学ぶ事で、エネルギーの需給の視点から被災地と私たちとの繋がりを知る事。

もう一つは、境界を知る事でした。

・道を挟んで所在する新興住宅と仮設住宅の対比

・富岡町内にある帰宅困難区域 など

6年という年月が経過してもなお各地域で依然として存在する諸問題に触れる事で、震災と復興について改めて知り、学ぶ機会となりました。この経験を県士会活動はじめ今後に活かし繋げていければと思います。

また今回の視察が参加された皆様だけでなく、この記事をご覧になっている県士会会員の皆様にとっても、震災について思いを馳せるきっかけとなればと思います。

最後に、このような機会を与えて頂きました皆様に感謝いたします。

介護老人保健施設りんどう

櫻井 亘

 

〈活動報告〉平成28年度一般社団法人福島県言語聴覚士会総会・講演会(5/21)

5月21日、郡山市の総合南東北病院NABEホールにおいて、

平成28年度一般社団法人福島県言語聴覚士会総会・講演会が行われました

当日のNABEホールは多くの会員に参加して頂きまして、非常に熱気あふれる総会・講演会となりました。

総会では会長からの挨拶の後、議事の進行、新理事・監事・顧問・各支部役員・各委員の先生方から挨拶が行われました。

講演では、総合南東北病院の椎名香寿美先生より、「高次脳機能障害~経過と社会参加について~」と題し講演会が行われました。

新入会員にとっては今後の臨床への参考に、その他の会員にとっては改めて学ぶ機会となったのではと思います。

「こんな道を歩いていけるように」

私たちが関わる皆様が、このような思いになっていただける言語聴覚士になれるよう

皆で切磋琢磨していければと思います。

講演後は、恒例の新入会員の写真撮影も行われました。

福島県言語聴覚士会の未来を担う30名の言語聴覚士です。

また総会・講演会後には施設代表者会議および支部役員会も行われました。

前回好評であった昼食をとりながらの各病院・施設間の情報交換を今回も行ました。、

今年は領域ごとに分かれ、より活発な意見交換が行われました。

<活動報告>学術講演会「リハビリテーション医がSTに望むこと」(3/12)

3月12日、郡山市の総合南東北病院NABEホールにおいて、当会主催の学術講演会が開催されました。

講演に先立ち、吉田正幸理事(星総合病院)より、「福島県言語聴覚士会 災害リハへの取り組み」と題し、当会における災害リハに対する取り組みの状況について説明がありました。


続いて、福島県立医科大学リハビリテーション医学講座の大井直往先生による『リハビリテーション医がSTに望むこと』と題した講演会が行われました。

大井先生は、私たちSTも勤務する県内での複数の病院で、リハビリテーション医として診療にあたっていらっしゃるほか、聴覚障害や知的障害がある方々のスポーツ活動の支援なども行っていらっしゃいます。

ご講演では、聖書の中に登場する「ことばの力」のお話から、吃音、失語症、発達障害、障害のある方の社会参加、福祉先進国における福祉政策、嚥下障害のリハビリテーションのことなど、STに関わりのある幅広い分野の内容について、先生のご経験を交えつつ、とても分かりやすくお話を頂きました。

講演の最後は、STへの御礼の言葉で結ばれました。

県内の多くの会員が、今後も診療や地域での勉強会を通じて大井先生と関わる機会があるかと思います。日々診療にお忙しい先生かと思われますが、ときには、STも先生とご一緒にゆっくりお食事しながらお話させて頂きたいです。


(文と写真:大平裕)

(活動報告)第9回福島県失語症者のつどいin郡山

2016年10月に開催された「第9回 福島県失語症者のつどい」の活動報告が届きました。

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この度、第9回目となる「福島県失語症者のつどい」は、昨年10月29日(土)に郡山市の国際メディカルテクノロジー専門学校(現国際医療看護福祉大学校)Annex校舎4階講堂を会場に開催されました。

 参加者は会津失語症友の会から当事者の方12名、ご家族1名、言語聴覚士及びボランティア6名、いわき失語症友の会から当事者の方10名、ご家族4名、言語聴覚士及びボランティア1名、福島失語症友の会(県北ことばのリハビリ友の会)から当事者の方12名、ご家族1名、言語聴覚士及びボランティア4名、南東北春日失語症友の会から当事者の方4名、ご家族5名、言語聴覚士及びボランティア4名、県南白河失語症友の会から当事者の方2名、ご家族1名、言語聴覚士及びボランティア4名、郡山失語症友の会から当事者の方12名、ご家族1名、言語聴覚士及びボランティア5名、音楽療法士1名、学生65名、参加者は計154名でした。

 プログラムは、まずはじめに予め各地区の参加者が交流できるように割り振られたグループごとの10テーブル(花の名前付き)で、各々自己紹介(挨拶、握手)を行なった。次にリレーメッセージと題して各地区から日頃友の会に参加している言語聴覚士から一人一人意見、感想を発表してもらいました。いわき失語症友の会を担当しているかしま病院言語聴覚士の相澤悟さんから始まり順に、白河失語症友の会を担当している白河厚生総合病院言語聴覚士根本 竜也さん、飯村瑞樹さん、郡山失語症友の会を担当している国際メディカルテクノロジー専門学校言語聴覚士吉田寿晃さん、会津失語症友の会を担当している竹田綜合病院言語聴覚士裴雅蓮(ペイヤリャン)さん、福島失語症友の会を担当しているあづま脳神経外科病院言語聴覚士秋山淳さんにお願いしました。続いて当事者の方の体験発表で、福島失語症友の会からは高橋愛さん、いわき失語症友の会から松本守一さん、会津失語症友の会から秋山武広さんの3人の方からお話を頂きました。

 午前のプログラムが終了し、参加者全員に仕出し弁当が配られ、学生手作りの味噌汁も添えられて昼食をとりました。各テーブルにご家族や学生が入って歓談し交流を深めました。

 昼食後、午後のプログラムが開始となりまず初めに午後から国際メディカルテクノロジー専門学校の学生による手話合唱(「ヒロシマの有る国で」「空より高く」)を披露しました。

次にアトラクションとして各々の友の会から出し物を披露してもらいました。白河失語症友の会からはゲーム(間違い探しゲーム)、福島失語症友の会からはクイズ、会津失語症友の会からは「紅葉」の合唱、いわき失語症友の会からは「学生時代」の合唱、郡山失語症友の会からは朗読(小さな駅の待合室)が発表されました。

 休憩をはさみ、どら焼き作り、学生によるレクリエーション(風船バレー)、お土産として学生手作りの栞の贈呈を行いました。

 最後に郡山失語症友の会を代表して副会長の丸山重さんからご挨拶があり、閉会となりました。

(国際医療看護福祉大学校 言語聴覚士科 学科長 猪川一裕)

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今年度は県南地域で開催される予定です。詳しい日程が決まりましたらご報告します。今年もよろしくお願い致します。