平成29年6月17日、18日の2日間、福島県言語聴覚士会の言語聴覚士11名で、いわきから富岡まで視察を行いました。
1日目はスタディツアーに参加
テーマは、常磐炭礦の歴史と江戸時代に石炭積荷港小名浜港。エネルギーの今昔を知る
みろく沢石炭資料館 国宝 白水阿弥陀堂
照島太陽光発電(再生可能エネルギー) 浮体式洋上風力発電実証研究事業
いわきららミュウ内 震災写真展 ~避難所の様子~
ことの木リハビリステーション 懇親会
2日目は、かしま病院で3.11当事の様子を共有、その後いわき市中央台、沿岸部、四倉、富岡港、富岡駅、二つ沼運動公園、道の駅四倉で解散式
かしま病院にて 板東理事、吉田理事、大平監事より3.11当時の様子を報告
仮設住宅(木造) 想定した耐用年数を越え、外壁は6年という時間の経過を物語る
富岡駅 常磐線は現在も前駅の竜田駅まで フレコンバッグの山
帰宅困難区域のバリケード
今回の視察は大きく2つのテーマがありました。
一つは、過去から現在に至るまでのエネルギーの歴史を学ぶ事で、エネルギーの需給の視点から被災地と私たちとの繋がりを知る事。
もう一つは、境界を知る事でした。
・道を挟んで所在する新興住宅と仮設住宅の対比
・富岡町内にある帰宅困難区域 など
6年という年月が経過してもなお各地域で依然として存在する諸問題に触れる事で、震災と復興について改めて知り、学ぶ機会となりました。この経験を県士会活動はじめ今後に活かし繋げていければと思います。
また今回の視察が参加された皆様だけでなく、この記事をご覧になっている県士会会員の皆様にとっても、震災について思いを馳せるきっかけとなればと思います。
最後に、このような機会を与えて頂きました皆様に感謝いたします。
介護老人保健施設りんどう
櫻井 亘